NISAを見据え今やるべきこと・やるべきでないこと
NISA口座候補となる証券口座を絞っていこう
NISA口座は一人一口座しか持てませんが、その前段階として、証券会社等の金融機関で総合取引口座等の証券口座を開設しておく必要があります。
通常、証券口座は複数持っていてOKで、10口座以上の証券口座を持っている(=10会社以上で口座開設している)人もいます。
というのも、証券会社等によって、手数料の安さや取扱商品の種類、使えるツール(下写真参照:ex.マネックス証券トレーディングツール)などの強みが異なるからです。
つまり皆さん、自分の投資スタイルや欲しい商品によって証券会社を使い分けているというわけです。
でもNISAでは一口座しか持てない、ということは、どこの口座をNISA口座にするか充分見きわめる必要があります。
これはもう、実際にいくつか証券口座を開設してみて自分で使い勝手を試してみるのが一番手っ取り早いです。
証券口座開設や証券口座管理費用は無料のところも多く、手続きも簡単です。
証券口座開設すれば、専門家の無料セミナーに参加したり、コールセンターに相談することもできるようになります。
次の章に、7大ネット証券会社の取扱商品や特徴を比較した表が載ってますので、参考にしてみてくださいね。
※「証券口座」と「NISA口座」を混同しないようにご注意!:証券口座は投資一般のために開設する口座NISA口座は証券口座の中でNISA専用に選定する口座です。紛らわしいので注意してください。
大手証券会社の特徴早見表
証券会社の中でも人気が高い大手、個人投資家に向いているであろうと思われる各社の特徴を比較しました。
この表に載っている7社だけでも、まず証券口座開設して比較検討するには充分でしょう。
NISAに向いている、何より自分に向いている投資スタイルを見極めよう
証券口座を開設したからといって、すぐに入金したり、取引を始める必要はありません。
むしろ、各社で提供している無料メールマガジンや無料セミナー等を活用した情報収集を積極的に行なっていきましょう。これはすでにいくつかの証券口座を開設している方も同様です。
各社で、現代の実情に合った商品の選び方やNISAに向いている商品選びのポイントを伝授するセミナーがすでに実施されています。専門家の話を聞いたり、意見交換することで自分のイメージも湧いてくるでしょう。
基本的なことから分からなくて不安という人にも、勉強するためのコンテンツがたくさん用意されています。
各社のウェブサイトの勉強ページや動画コンテンツを見るだけでもかなり勉強になります。
コールセンターを利用してわからないことを聞くのもおすすめです。自分の疑問点をズバリ、親切に教えてくれますし、ネット証券会社などはしつこい勧誘をされることもありません(第三者機関による評価が導入されて、年々品質改善されています)。ただ待たされることも多いので、その点は覚悟しましょう。
そして、ある程度様子が掴めてきたら、試しに数万円程度の少額ででも実際に運用してみましょう。
焦らずに少しずつやってみることで、自分の投資スタイルがつかめてくると思います!
投資スタイルは個々人の予算や希望によってそれぞれ違ってくるので、これが正解!というものは残念ながらありません。自分の要望やリスク、証券会社ごとの特徴を比べながら、どこでNISA口座を開設しようか算段していきましょう。
投資一般のリスクを理解しておこう
NISAを機会に、投資家デビュー!あるいは、今まで何となく細々とやっていたけれど改めてがんばってみよう!と考えている人も多いかもしれませんね。
初心者の人は、そもそも知識がなくて不安、損をしないか不安、と感じる方も多いでしょう。
投資は預金と違って元本を下回るなどのリスクが確かにあります。それはきっちりと理解しておきましょう。
投資を始めるにあたっては、どういう仕組で投資家がお金を得るのか、その基本的な仕組みを理解しておく必要があります。
でも怖がることはありません!
お金を全くかけなくても、ウェブ上にも投資の基礎を教えてくれるサイトはたくさんありますのでそういったサイトで勉強するのも1つの手段です。
※当サイトもその一助になっていただければ幸いです。
注意!事前予約には気をつけよう
NISAスタートに向けて今できることについて書いて来ましたが、逆に、気をつけるべきことについても記載します。
いろんな金融機関で「NISA口座事前申込み」あるいはそれに似たフレーズで、先にNISA口座の開設を申込んじゃおうという呼び込みをやっています。
しかし、NISA口座を開設できるのは今年の10月からなので、まだNISA口座の開設自体を急ぐ必要はありません。すでにNISA口座開設でキャッシュバックを行うキャンペーンを実施している所もありますが、これもキャンペーン期間が来年の3月前後まであるので、急いで申し込む必要はありません。
そして危ないのは、住民票等を金融機関に提出してしまうことです。NISA口座は、住民票がNISA口座開設の意思表明として税務署に受理されるので、うっかり複数の金融機関に住民票を提出してしまうとトラブルの元になってしまうからです。
事前予約には十分注意しつつ、じっくり証券口座を比較検討しましょう。