株を買った後はどうすればいい?
注文を出し、無事に買うことが出来たら、約定時の株価、株数、手数料など、間違いがないか確認をします。
株式投資をネットで行う場合、まずは、自分に合う証券会社を見つけます。その後、必要な手続きを行って、口座を開設します。
多くの上場企業の中から、自分の希望する銘柄を選び、証券会社のホームページからアクセスし、取引ページにログインします。
注文を出し、無事に買うことが出来たら、約定時の株価、株数、手数料など、間違いがないか確認をします。これらの確認は、「約定照会」「取引記録」などで行うことが出来ます。
ネットで取引を行った後は、必ず、取引先の証券会社から取引の内容が記載された「取引報告書」が来ます。よく確認し、もし疑問点や不安なことがあれば、すぐに証券会社に問い合わせをしましょう。
株式投資を行っている人は、毎日株価のチェックを行っています。長期で株式の保有を考えている場合でも、毎日株価のチェックはしておくほうが良いでしょう。
自分の持っている株の動きを毎日確認することで、株価の動きを実感できますし、損益の管理をすることが出来ます。
株式投資のサイトや書籍を見て勉強し、データに強くなったとしても、実際に株式売買をするのとでは、かなり感覚が異なります。初心者のうちは、実感を感じることはとても大切なことになります。さまざまな経験を積んで行き、株式投資の知識を増やしていくと良いでしょう。
ロスカットラインを決める
株を買った後にまず決めるべきことは、
「ロスカット・ラインの設定」である。
ロスカット・ラインとは、株価が下がったときに、どこまで下がったら売るかというラインで、「損切りする株価」のことである。
非証券会社主催の投資家のセミナーなどでも、株で大損をしないためには、ロスカットラインを決めて、
それを守ることが重要だとよく言われるが、株式投資を利大損小にするためには、このロスカットラインが重要な役割を果たす。
と言うのも実は、このロスカット・ラインが、実質上の株の売り時になるからだ。
「株は上がったら買い、下がったら売る」というのが、株式投資で利大損小にするセオリーであるが、これを実現するのはなかなか難しい。
というのも利大損小を実現するには、株価が上がっているうちはずっと売らずにキープし、株価が下がり始めたら売らねばならないわけだが、株価上昇中だと、どこで売れば良いのかは決めにくい。
この場合の売り時を決めるのも、この「ロスカット・ライン」だからだ。
つまりロスカットラインを決めておれば、売り時に迷うことはなくなるし、利益を大きく損なうこともなくなる。
ロスカットラインの決め方
損切りライン・ロスカットラインをどういうふうに決めるかは人によって様々だ。
ある投資家は「マイナス10%」と言うように、ロスカットラインをパーセンテージで決めている。
たとえば「この株は5%下がったら損切り」とか、「10%下がったら損切り」と言う風に決めるのだ。
5%や10%というパーセンテージは、どうやって決めるのかというと投資金額の多寡や日中の変動幅で決める。
すなわち投資金額が大きい場合は、5%でも大きな損失になるからであるし、新興市場株のように日中の株価の変動幅が大きいなら、10%と言う風に大きく設定しておかないと、すぐにロスカットラインに引っかかって、損切りしなければならなくなってしまうからだ。
また別の投資家は「マイナス2万円」というように、損失金額で決めていたりする。
損失の絶対額で決める場合は、資金総額の2%~5%くらいの金額を、「損しても良い金額」として設定して決める。
たとえば百万円の資金で運用するならば、2万円とか3万円くらい下がったら売ると言うことだ。
これは投資資金保全を第一に考える方法で、「損をしてもすぐに取り返せる金額」で設定する場合だ。パチンコやパチスロなんかでも長くやっていると、取り返せる金額というのはある程度分かるので、それを超えたら逆にあきらめがつく。
つまりせいぜい2~3万円くらいの負けですませておかないと、
すぐには取り返せなくなるので、そこで諦めろと言うことです。